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家族や誰かのために特攻、壮絶な覚悟に…

 講座型集客コンサルタントの加藤先生をお連れして、特攻平和会館を始めとして、知覧日帰り研修ツアーに行って参りました。知覧には母方の祖父母の家があるご縁で、小さい頃からしょっちゅう行っておりましたが、観光で訪れたのは初めてでした。ちなみにコースは、豊玉姫神社参詣→特攻平和会館見学→知覧パラダイスにて昼食→ホタル館富屋食堂見学→武家屋敷群散策です。思っていたよりも一日、二日ぐらいしっかりと観光できる街なことに、今さらながら、いやほんとに今さらながら気づきました。

 今回のツアーのメインは、特攻平和会館です。特攻隊員の写真、遺書、遺品など6,000点あまりが展示されています。特攻の出撃が決まると、爆弾を吊り下げた機で基地を飛び立ち、沖縄の戦線まで2時間の飛行、米軍艦艇に向かって体当たり突撃するそうです。出撃の命令を受けて、これから2時間後には死にに征く、そのタイミングで書かれた遺書は、恐怖やらいろんな感情と、同時に家族のために出撃する強い覚悟を感じます。特攻作戦の是非はともかく、壮絶な状況に置かれて、自分の命の使い方を覚悟した心情には想像しがたいものがあります。それも10代後半から20代前半の方々です。妻子のいる者は原則、特攻隊員の選定基準から外されていたようですが、何人かはいらっしゃって、私も息子がいますから、そんな方々の子どもに宛てた手紙には泣きそうになりました。

 だいぶ話がそれますが、私が就職した頃のこと、感じていたことがありました。社会の、みんなのためになることをしたい。当時、仕事を通して社会貢献、地域貢献できると思っていなかったのです。実際就職した企業は、公共インフラを提供していながらそのマインドは全く真逆で、事業存続のために事業を続けている企業でした。そんなこんなで、仕事が世の中のためになるとは思えず、経済は悪であり、現実には経世済民ではない、と考えていました。今となっては、素晴らしいマインドを持った企業はたくさんあるし、仕事を通じて社会貢献できるし、またトップランカーほどそうで、またものすごく謙虚だと学びました。

 遺書から感じた、誰かのため、家族のため、みんなのために何かをしたい、そんな気持ちに、以前から感じていた世の役に立ちたい気持ちに共感しつつ、壮絶な覚悟に自分の至らなさを感じた知覧研修でした。鹿児島にお越しの方は、ぜひ一度お立ち寄りくださいませ。